新年の御挨拶
会長 矢野精一
明けましておめでとうございます。
皆さまには、輝かしい新春をお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。
また、平素は交通安全協会に対しまして、格別の御理解と御支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、昨年は、厳しい交通環境の下、県民総ぐるみ運動本部の基本方針であります「交通死亡事故抑止アンダー60」の達成に向け、県内の各地区交通安全協会等関係団体・機関と緊密な連携をとりながら、現下の交通情勢に対応した効果的な交通安全諸施策を積極的に推進しました。
その結果、交通事故による死者数は91人で、残念ながら“アンダー60”の目標達成は叶いませんでしたが、交通事故の発生件数及び負傷者数は共に7年連続で減少し、中でも交通事故発生件数は昭和60年以降はじめて8,000件を下回りました。
この成果は、警察、県、市、町等の行政の皆さまの御指導はもとよりでありますが、交通安全協会としても、
- 免許更新等の窓口における交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践呼び掛け及び交通安全協会への加入勧誘
- 幼児から高齢者までを対象にした幼稚園、学校、地域等における交通安全教室の開催(支援)
- 小学校児童や高齢者を対象に、交通ルールに従った自転車の安全な乗り方を習得してもらうための交通安全自転車大会の開催
- 二輪車の安全運転技能と正しい交通マナーを習得してもらうための二輪車安全大会の開催
- 県内の交通事故実態と交通事故防止の着眼点を特出しした分かりやすい各種講習の実施
などに積極的に取り組みました。その努力が現れたものだと思っています。
今年は、昨年に引き続き「交通死亡事故抑止アンダー60」の目標を掲げて、各地区交通安全協会等関係団体・機関と一丸となり、自転車の安全利用の促進や高齢者の交通事故防止に積極的に取り組んでまいりますので、県民の皆さまにも、より一層の御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとりまして、最良の年となりますよう心から祈念申し上げまして、新年の御挨拶といたします。
平成24年1月元旦
社団法人愛媛県交通安全協会
会長 矢野 精一