御挨拶
会長 矢野精一
社団法人愛媛県交通安全協会は、昭和24年1月28日（法人化は昭和39年3月15日）に
設立いたしました。以来、半世紀にわたって交通事故Ｏ（ゼロ）を目指し、「県民の一人一人が交通
ルールを守る。」このことを活動の中心に据えて取り組んでまいりました。
平成10年には、こうした長年の活動が評価され、愛媛県公安委員会から
「愛媛県交通安全活動推進センター」の指定を受け、県内における交通安全活動を推進する団体に
位置づけられました。
愛媛県では、悲惨な交通事故の防止を図ることを目的に、県民総ぐるみ運動を展開し、
昨年（平成21年）は、「交通死亡事故抑止アンダー80」(交通事故による死者を80人未満にする。)の達成に向けた交通安全対策に
取り組みました。
しかしながら、昨年の県内における交通事故は、発生件数、死者数、負傷数のいずれも
前年より減少したものの、交通事故死者数は「81人」と、わずかに目標には及びませんでした。
とりわけ全死者に占める高齢者の割合は、69.1%(81人のうち56人)と全国平均(48.6%)を大
きく上回り、8年連続して50％を超えるなど、憂慮すべき状況が続いております。
このため、今年も高齢者の交通事故防止を最重点に掲げ、「交通死亡事故抑止アンダー80」の
目標達成に向けて、取り組んでおります。
引き続き皆様のご協力とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
平成22年9月1日
社団法人愛媛県交通安全協会
会長 矢野 精一
