就任御挨拶
会長 白方信一
令和4年6月9日をもちまして第10代の会長に就任いたしました白方信一でございます。
当協会は、県下の交通安全活動の中核として、18地区の交通安全協会や関係機関団体との連携の下に、県民の皆様の御理解と御支援を賜りながら、交通事故のない愛顔あふれる愛媛県を目指して活動しております。
さて、現下の交通事故情勢を見ますと、発生件数、負傷者数は減少傾向にあるものの、死亡事故は高止まりの状況にあります。また、高齢者の関与する事故や車両と歩行者の事故が多発傾向にあります。
このため、当協会では、子供と高齢者を事故から守る活動を重点に、横断歩道における歩行者保護、シートベルトの全席着用や反射材の着用の習慣化等、交通安全の基本の徹底について、継続して取り組んでまいります。
交通事故を無くすためには、必要なルールの制定や遵守、環境整備や取締りが求められますが、何よりも車両や制度を扱う人の心がけが重要なのは申し上げるまでもありません。交通社会の一人一人において、僅かの不注意がたった一つの命を奪う、という厳粛な現実を認識し、道路交通の場に安全運転をする車があふれるようにならなければなりません。
現在、「横断歩道止まろうキャンペーン」の一環で、歩行者自らが横断の意思表示を行う「大人も手をあげよう」運動を推進し、更なる交通事故の減少に努めております。県民の皆様の実践をお願いいたします。
結びに、思いやりにあふれた優しい交通社会の実現を祈念して、会長就任の御挨拶とさせていただきます。
令和4年6月吉日
一般社団法人 愛媛県交通安全協会
会長 白方 信一