新年の御挨拶
会長 矢野精一
あけましておめでとうございます。
皆さまには、輝かしい新春をお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。
また、平素は交通安全協会に対しまして、格別のご理解とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、昨年は、厳しい交通環境のもと、県民総ぐるみ運動本部の
基本方針であります「交通死亡事故抑止アンダー80」の達成に向け、高齢者の交通事故防止を最重点に掲げて、関係機関・団体等とも連携を密にしながら、精力的に、かつきめ細かな交通安全活動を展開しました。
その結果、交通事故による死者数は64人となり、“アンダー80”を達成したほか、前年に比べ、交通事故の発生件数、死者数、負傷者ともに大幅に減少させることができました。
この成果は、警察、県、市・町等の行政の皆さまのご努力はもとよりでありますが、
交通安全協会も、
- 緊急雇用創出事業として雇用した「安全・安心サポーター」による高齢者世帯の訪問指導
- 各地区交通安全協会による幼児から高齢者までを対象にした交通安全教室の開催
- 小学校児童や高齢者を対象に、正しいルールに従った自転車の安全な乗り方を習得してもらうための交通安全自転車大会の開催
- 二輪車の安全運転技能と交通マナーの向上を図ることにより、交通事故防止を目的とした二輪車安全大会の開催
- 視聴覚教材を活用した分かりやすい各種講習の実施
などに精力的に取り組みました。その現れだと思っています。
今年は、新たな目標であります「交通死亡事故抑止アンダー60」の達成に向け、引き続き関係機関・団体等が一丸となって、高齢者の交通事故防止を最重点とした諸対策を強力に推進しなければなりません。
愛媛県交通安全協会におきましても、各地区交通安全協会ともども総力を挙げて取り組んで参りますので、県民の皆さまにも、より一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとりまして最良の年となりますよう心から祈念申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
平成23年元旦
社団法人愛媛県交通安全協会
会長 矢野 精一