新年のご挨拶

会長　矢野精一

新年明けましておめでとうございます。
皆様には、ご家族ともどもお健やかな新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

昨年は、悲惨な交通事故を１件でも減少させるため、各地区交通安全協会をはじめ、警察、県・市・町等の関係機関・団体と連携を図りながら、交通安全諸対策を推進してまいりました。

その結果、県内における交通事故は発生件数と負傷者はともに12年連続で減少させることができました。
しかしながら、交通事故による死者については77人(前年比－1人)と、平成25年から交通安全県民総ぐるみ運動愛媛県本部が基本方針として示している「交通死亡事故抑止“アンダー50”」は、昨年も達成することができませんでした。
特に、高齢者の死者数は46人で、全交通事故死者に占める割合が、県内の高齢者構成率30.3％のほぼ２倍の59.7％となり、高齢者による交通事故抑止対策が喫緊の課題となっています。

愛媛県交通安全協会では、昨年に引き続き、“交通事故のない安全で快適な社会”の実現に向けて、

〇交通安全にかかる広報啓発
〇交通安全教育活動
〇反射材等交通安全用品の普及促進
〇交通安全功労者等に対する表彰

等に積極的に取り組んでまいりたいと考えています。
皆様におかれましても、交通事故の加害者にも被害者にもならないよう、「思いやり」と「ゆずりあい」の心で、各種交通安全活動にご協力いただきますようお願い申し上げます。

本年が、皆様にとってよいお年になりますことをご祈念申し上げ、新年の挨拶とします。

　平成29年元旦

一般社団法人愛媛県交通安全協会
会長　矢野　精一