新年のご挨拶

会長　白方信一

謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
交通安全協会員をはじめ県民の皆様には、平素から協会活動に対しまして、深い御理解と御支援を賜り、心より感謝を申し上げます。

　さて、昨年は、子供と高齢者の保護を重点に取り組んだ結果、横断歩道手前での車両の停止率やチャイルドシートの着用率が全国平均を超えるなど、一定の成果を収めたところであります。
しかしながら、横断歩道上での交通死亡事故が増加したほか、依然として死者に占める高齢者の割合が全国平均を上回り、また、シートベルトやヘルメット（自転車を含む。）の着用対象者のうち非着用者の割合が高いなど、未だ厳しい情勢にあります。

　このため、協会では、子供や高齢者に優しい交通社会の実現を目指して、運転者には、横断歩道における減速・安全確認・一時停止の徹底、薄暮時・夜間における前照灯の早めの点灯・こまめな切り替えによる歩行者保護、シートベルトの全席着用、自転車乗車時のヘルメットの着用等を呼び掛け、一方、子供や高齢者を始めとした歩行者には、横断歩道の利用と横断意思の表示、横断旗の活用や反射材の着用の習慣化等、交通安全の基本の徹底について、コロナ禍等諸情勢を踏まえ、精一杯、取り組む所存であります。県民の皆様には、引き続き、協会活動への御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げます。

結びに、本年が、皆様にとって、交通事故に遭わない、明るい1年となりますことを御祈念申し上げ、新年の御挨拶とさせていただきます。

　令和5年元旦

一般社団法人愛媛県交通安全協会
会長　白方　信一