新年のご挨拶
会長 白方信一
謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
交通安全協会員をはじめ県民の皆様には、御家族ともどもお健やかな新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。また、平素から当協会の活動に対しまして、深い御理解と御支援を賜り、心より感謝を申し上げます。
さて、県内の昨年の交通事故情勢でございますが、交通死亡事故の件数が前年を大きく上回り、なかでも、交通事故死者に占める高齢者の割合が全国平均を上回るなど、非常に厳しい結果となりました。
その一方で、信号機のない横断歩道の手前での車両の停止率については、全国平均を上回り、また、自転車乗車用ヘルメットの着用率については、二年連続で全国第一位となるなど、一定の成果を収めることができました。
しかしながら、自転車乗車中や横断歩道歩行中の死亡事故も依然として発生するなど、未だ厳しい情勢に変わりはありません。
このため当協会では、関係機関・団体との連携をさらに強化し、横断歩道止まろうキャンペーンの更なる推進による歩行者保護の徹底、シートベルト、ヘルメット着用の徹底、反射材の着用促進等に重点をおいた活動を強力に推進してまいります。
特に、昨年11月1日から施行された改正道路交通法の自転車運転中のスマホ操作、酒気帯び運転に対する罰則強化を受け、自転車の安全利用の促進についても、積極的な広報啓発活動を推進してまいる所存であります。
県民の皆様には、引き続き、協会活動に対する御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
結びに、本年が、皆様にとって、交通事故の被害者にも加害者にもならない、明るい1年となりますことを御祈念申し上げ、新年の御挨拶とさせていただきます。
令和7年元旦
一般社団法人 愛媛県交通安全協会
会長 白方 信一